今も生きてる
もう10年くらい前の話。
飼っていた猫がウイルス感染で白血球減少症になった。
餌も食えず、水も飲めず、うずくまったまま動くこともできず
時折苦しげなうめき声を上げて血の混じった胃液を吐くだけの猫。
獣医さんに連れて行ったら正常なら一万あるはずの白血球が
百しかない、もう助からないと言われた。
獣医さんからの帰り道、助手席の段ボール箱に入れた猫。
動けないはずなのによろよろと這い出して私の膝に乗った。
そして動かなくなった。嗚咽どころじゃない、ダーダー涙が出て
前が見えないくらいだった。
家に着いたらまだ息があった。つーか、今も生きている。
紛らわしいまねすんじゃねーよ。ホントに死ぬときは泣いてヤラネ。
Note
このページは旧コピペディアの記事を自動変換してインポートしたものです。内容や体裁、表示崩れは未確認です。
投稿者: ふぇんりる
投稿日: 2008/08/13 01:18:07

